8日のノア有明大会でGHC王者の永田裕志に敗れた杉浦貴は、佐藤耕平を一蹴。早くも次の目標を、田中将斗(41)との“弾丸ヤンキース”による「グローバルタッグリーグ戦」(4・12後楽園で開幕)制覇に切り替えた。

 耕平の重い蹴りに苦しんだ杉浦だったが、気迫のこもったエルボーで反撃。最後は入魂の五輪予選弾でGHC戦敗退のウサを晴らした。試合後は田中、日高郁人、宮本裕向らの弾丸ヤンキース全メンバー8人でリングをジャック。ノーマーシーではKENTAの下に甘んじているハレンチ王だが、ヤンキースではボス扱いのため、何とも晴れやかな笑顔を見せた。

「昨日のこと? 覚えてません、ハイ。確か家族で東京ディズニーランドに行ってたはずです」と有明決戦の記憶はスッポリ抜け落ちているようだが、田中とのコンビにはヤル気満々。

「リーグ戦期間中はノーマーシーではなく弾丸ヤンキースとしてやっていく。優勝戦(4・27札幌)に出場が決まったら、メンバー全員札幌に交通費自腹で集合だぞ、分かったか君たち!」と号令をかけた。

 優勝→GHCタッグ王座奪取という青写真を描いているのは田中も同じで「必ず優勝してベルトまでたどり着くからな」と豪語した。その横で「ここでは僕はボス猿ですから。ウキー」と妙な奇声を上げた杉浦。冗談抜きに結束は固く、リーグ戦に一大旋風を巻き起こすのは間違いない。