新日本プロレスの猛牛・天山広吉(42)が、顔面の傷痕をめぐり、米国NWAに整形費用を要求する意向を明かした。

「まさにツームストーン…。顔が命のレスラーを傷だらけにしやがって。アイツら、ベルトだけじゃすまさんぞ、ホンマ」

 天山は2月9日の広島大会でNWAの刺客マイケル・ターヴァーと対戦した。だがフライングショルダーを放った直後に相手のヒジが額に直撃し大流血。試合に敗れた揚げ句、20針も縫う大ケガを負ってしまった。

 当然のごとくその傷痕は顔面に無残に残ってしまった。まるでブラック・ジャックか、モロにヤ○ザ…。百歩譲れば悪役商会の俳優に見えなくもない。家に帰れば理絵夫人に「何やってんの?」と叱られ、ある後輩レスラーからは「(映画『グーニーズ』に出てくる)スロースみたいですね」と気味悪がられる始末だ。

 このまま泣き寝入りするつもりはなく、天山もNWAにキッチリと落とし前をつけさせるつもりだ。現在は小島聡との「天コジ」でNWA世界タッグ王座の挑戦権を保持しており、4月6日両国大会で王者組のロブ・コンウェイ、ジャックス・ダンへの挑戦が決定的。「NEW JAPAN CUP」(15日、後楽園で開幕)の不参加もこれに専念するためだ。

 天山は「傷を治すにはSK2…いやいや高須クリニックくらい必要かもな。ブルース・サープ会長はカネ持ってそうやし、手術代もよこしてもらおうか」と、NWAにはベルトだけでなく手術費用も要求する構え。今年は1月4日東京ドーム大会の第0試合に始まり、低空飛行が続くが「3月23日で後厄も終わるし、それまでの辛抱だと思って…。それ以降はキッチリいきますよ」と巻き返しを誓った。