サイバーファイト・高木社長が構想を明かす 来夏にフジロック級「プロレスフェス」

2020年11月04日 11時00分

サイバーファイト・高木三四郎社長

 DDTとノアを運営する「サイバーファイト」の高木三四郎社長(50)が、来夏に大規模な屋外プロレスイベントを開催する方針を明かした。その名も「プロレスフェス」で、傘下団体以外にも協力を呼びかける。新型コロナウイルス感染拡大で疲弊しきった日本経済を、プロレスの力で救う――。

 高木社長率いるDDTは3日に東京・大田区総合体育館でビッグマッチを開催し、人数は未発表ながら札止めの観衆を集めた。メインではKO―D無差別級王者の遠藤哲哉(29)が、遺恨を深める“カリスマ”佐々木大輔(34)を大熱戦の末にシューティングスタープレスで退けV3に成功。試合後の和解劇に会場は大盛り上がりだった。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月に予定していたさいたまスーパーアリーナ大会が中止になるなど逆風が吹き続けたが、昨年11月の両国国技館大会以来となる有観客のビッグマッチを成功させ「ウィズコロナ時代」の第一歩を踏み出した。

 高木社長は「一筋の光明が見えたというか。現状のDDTで成功できたので満足です。日本のプロレスが最高だというのを証明していきたい」と総括した。さらにDDTとノアの他、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレスを傘下とする「サイバーファイト」の今後について「新日本プロレスさんに対抗していく構図はつくっていく。4団体合同で何かできないかと思っている」と語る。

 それが屋外での大規模イベントだ。「フジロックフェスティバルとか、あんなのをプロレスでやるのもありだなと。屋外だとコロナの感染をそこまで心配しないでできるというのがある。新日本さんも神宮球場をやったけど、富士山の麓とか長野、苗場(新潟県)などで壮大な『プロレスフェス』ができると思う」

 これにより「Go To トラベルキャンペーン」のような経済効果も生みたいという。「プロレスで国の経済を活性化できる。プロレスにはその力がある。4団体だけじゃなく、賛同してくれれば他の団体さんも。プロレス界としてインパクトを強くしないといけない」と力を込めた。

「ぜひオリンピックが行われる予定の来年夏にやりたいですね。無料興行でもいいと思います」とあえて東京五輪にぶつけることも視野に入れる。やがて訪れる“アフターコロナ”の時代も見据えた大社長の仕掛けに注目だ。