W―1の不毛なマッチメーカー・征矢学(29)が18日、またまたエース候補のKAI(30)をコキ下ろした。

 この日は毎週恒例の「マッチメーク会議」が行われる予定だった。ところが征矢が声をかけた船木誠勝、近藤修司、カズ・ハヤシ、真田聖也の4人は誰一人として現れず、会議は中止となった。ヒマになった征矢は15日後楽園大会の総括を勝手に始め、4人参加のTNA世界ヘビー級王座決定戦を制したKAI批判を展開した。

 KAIは3・2両国国技館大会でTNA王者に挑戦するが、征矢は「トーナメントで優勝したかもしれないが、僕はエースとは思わない」とバッサリ。さらには「両国はW―1の看板を背負う試合。負けた場合はもう二度と『エース』という言葉を口にしないでほしい。エースはKAIじゃないんだから」とまで断言する始末。選手にエールを送るどころか、逆にプレッシャーを与えるとはマッチメーカー失格といっていい。

 その一方で、自身に関しては大甘だ。後楽園大会で電撃復帰した征矢は21日の大阪大会からのツアーにも合流する予定。「マッチメーカーの権利を利用して渋谷シュウ、志田光の女子と3WAY戦をやらせてもらう」とふんぞり返った。