大日本プロレスの筋肉バカ一代・岡林裕二(31)が17日、神奈川県内の病院で20日に左肩の手術を受けることを発表。鉄人・小橋建太のごとく病院トレを敢行し、早期退院を目指すことを誓った。

 岡林は1月のドイツ遠征で「左肩関節唇損傷、腱板損傷」の重傷を負った。今回生まれて初めて肉体にメスを入れ、3週間の入院を経てリハビリを始める予定。復帰には1年を要する見込みだ。もちろん長期入院は初めてとあって「怖い。とにかく怖い。しかも全身麻酔ですよ。尿道に管ですよ。3週間も入院したら、いろんな意味で暴発してしまう。不安で仕方がない。ああ…」と岡林はツルツルの頭を抱え込んだ。

 術後に鍛え抜いた肉体がしぼんでいくのは何より耐え難い。そこで岡林は意識が戻り次第、目に付くもの片っ端から使って筋トレを再開するという。「点滴台もダンベル代わりにする。世話してくれるナースさんも右腕で抱えましょう。部屋ではベッドを持ち上げる。階段昇降はもちろん、スペースさえあれば廊下で受け身を取る」。病院にとっては迷惑な話だが、岡林は本気も本気。入院中の筋トレは鉄人・小橋のおはこだったが、自らが継承する覚悟だ。

 退院は早めても復帰時期については慎重だ。「急いで見切り発車になるよりは、しっかり鍛えて欠場前を上回る肉体に仕上げて復帰したい」と岡林。まずは12月の横浜文化体育館大会を目標に据えている。レベルアップした筋肉男の帰還が待ち遠しい。