健介 突然の引退宣言のウラ

2014年02月12日 16時00分

リング上で突然「引退宣言」を放った健介。右は中嶋

 鬼嫁・北斗晶(46)の夫で人気プロレスラーの佐々木健介(47)が11日、自身のプロレス団体「ダイヤモンドリング(DR)」東京・後楽園ホール大会で現役引退を表明した。あまりに突然の引退宣言の裏側にはいったい何があったのか。

 

 健介はこの日のメーンで愛弟子の中嶋勝彦(25)と7年ぶり2度目の一騎打ちで対戦。激闘の末に原爆固めで初めて3カウントを許した。試合後のリング上で、健介は中嶋の成長をたたえた上で「皆さん、この28年間、佐々木健介を応援してくれてありがとうございました」とあいさつ。引退とも受け取れる発言に、ファンや関係者は驚きを隠せなかった。

 

 発言の真意を確かめるため本紙は駐車場で直撃。「俺の気持ちは今、(控室で)会社に伝えたから。思い残すことはないよ。引退の決意は変わらない? 俺はね」と健介は笑顔を見せた。

 

 DRの運営会社・健介オフィス社長でもある愛妻の北斗は「会社としても健介ときちんと話してから」とした上で「私はプロレスラーだったので、言えるのは辞める時は自分で決めること。人に止められて辞めるものでもない。それが佐々木健介の生き方なら、そうなる(引退)と思う」と話した。

 

 健介はリング上で最終決断をしたとみられ、団体スタッフは大混乱に陥ったが、近日中にも会見を開き、引退を正式発表する見込みだ。

 

 引退の引き金となったのは、古傷の首の影響が大きい。2008年ごろから頸椎椎間板ヘルニアを患い、12年10月にレーザー手術を受けた。翌13年2月にリング復帰したが、首から伸びる神経が左腕を圧迫。筋力は低下し、ベンチプレスを使った練習が満足にできなくなっていた。

 

 健介は「自分のプロレスができない? ケガはレスラーみんなが抱えてることだから、あまり言いたくはないけど…。今日も俺としては、できる限りの全力で戦ったつもりだよ」と打ち明けた。

 

 また、健介はごく親しい関係者に「太く短いプロレス人生にしたい。いい時に辞めたい」と、自身の引き際の美学を漏らしていた。

 

 健介は1986年2月にジャパンプロレスでデビュー。新日本プロレスのIWGPヘビー級王座を5度戴冠(第20代、26代、27代、36代、39代)全日本プロレスで第36代3冠ヘビー級王座、プロレスリング・ノアでは第13代GHCヘビー級王座に就いた。メジャー3団体のシングル王座を全て獲得したのは日本人では最初となる快挙だった。