<新日本プロレス 大阪・ボディメーカーコロシアム大会(11日)>NEVER無差別級選手権は挑戦者の石井智宏(38)が内藤哲也(31)を撃破し第3代王者に輝いた。

 19分過ぎにスターダストプレスを間一髪で回避した石井は、雪崩式ブレーンバスターで反撃を開始。ヘッドバット合戦からの延髄斬りで一気に勝負に出ると、最後は垂直落下式ブレーンバスターで王者の執念を振り切った。

 2008年7月にアパッチプロレスが管理していたWEWヘビー級王座以来となるシングルベルト。新日プロでは初の勲章を手に入れた石井は「新日本に来て8年、対新日本を掲げてから16年、長かった。テメーの信条を貫いてたどり着いた、それだけだよ」と勝ち誇った。NEVER王座は「若手の底上げ」という設立当初の目的はますます遠ざかるが、石井は「これ(=ベルトの価値)を高めるだけだよ」と自信をのぞかせた。