新日本プロレス2・2後楽園大会で復帰する田口隆祐(34)が31日、プリンス・デヴィット(32)率いる極悪外国人軍「バレットクラブ」の追放を予告した。

 田口は昨年6月の「スーパージュニア」公式戦で腰椎神経を負傷。新日本きっての絶倫男にとってはつらすぎる禁欲入院生活を耐え忍び同8月に退院したものの、左右の足の筋力差が回復せず長期欠場を強いられた。

「足を持ち上げる神経が切れていたので。しばらく(筋力の)数値が上がらなくて、本気でこのままだったら引退するしかないんじゃないかと不安にもなった」。それでも地道なリハビリを続け、現在では左足の筋力も8割以上に回復。今年に入り医師から復帰許可が下りた。

 だが、その間に新日ジュニア戦線は暗黒時代に突入していた。デヴィットによる悪の政権は1・4東京ドーム大会で飯伏幸太によって終止符が打たれたが、田口は「スーパージュニアを(セコンド介入などを駆使して制覇し)ぶっ壊したのはいまだに許せない。まずは自分自身にケジメをつけないと、ベルトだって見えてこない」と、IWGPジュニア王座よりもデヴィットへの制裁を最優先。同リーグ戦の予選をブロック1位で通過しながら負傷リタイアした自身の責任も痛感しているという。復帰戦でバレットクラブとの8人タッグ戦に臨む田口は「昔のデヴィットに戻すとか、そういうことも考えてない。追放マッチに持っていきます。全員新日本から追放します」と豪語した。

 この日は新日本本隊の草野球大会に参加。負傷欠場中にもかかわらず投手として先発し、2回6失点と腰の状態に一抹の不安を残した。