WNC30日の新宿大会でWNC王者・TAJIRI(43)が、KAZMA SAKAMOTO(31)との“元WWE対決”を制して4度目の防衛に成功した。
開始と同時に襲撃されたTAJIRIだが、あおむけ状態のままグリーンミストを顔面に噴射。逆に赤の毒霧に苦しめられながらも、再度のグリーンミストから必殺のバズソーキックで沈めた。
次期挑戦者にはデーブ・フィンレー杯覇者のヒロ・トウナイが名乗りを上げ、K―DOJOの2・23北千住大会でのV5戦が緊急決定。ただ、TAJIRIが見据えるのはもっと先だ。V5戦を突破すれば、ホームの2・27新宿決戦でスターバックの挑戦を受ける。
TAJIRIは「絶対王者になるためこっちから指名して一人ずつ潰していく。スターバックもAKIRAも入る。ベルトはTAJIRIと朱里でずっと持って二枚看板を定着させる」と断言。
その中で世界に情報網をめぐらせるTAJIRIに気になる存在がいる。
「欧州にスターバックや(マイケル)コバックよりもすごいサイボーグみたいなヤツがいるらしい。実は3人のうちで一番すごいようだ。防衛し続けて防衛戦をしに行きたい」
まだ見ぬ謎の戦士は、筋骨隆々で空中殺法も使いこなす万能ファイター。海外遠征は日程的に5月以降となる見込みで、TAJIRIは至宝を手に海を渡る決意だ。