ノアのGHCジュニアヘビー級王者・石森太二(30)が27日、軍団抗争終結に本腰を入れる構えを見せた。

 石森は3・8有明コロシアム大会でノーマーシーの原田大輔(27)と11度目の防衛戦が正式決定。昨年11月のV8戦で退けた相手だが、大阪大会(25日)の6人タッグ戦でフォールを奪われたため、短期間での再戦となった。

 GHCジュニア王座史上初となる2桁防衛記録を果たした王者には、新日プロの獣神サンダー・ライガーも挑戦を表明している。「どんどん絡みたい。個人的にはずっとやってみたかった。まずは今回の防衛戦をクリアしてから」と迎撃を誓った。

 その一方で多極化する軍団抗争にも身を投じる構えだ。「原田はノーマーシーに入ったばかり。超危暴軍(森嶋猛の新軍団)という面白そうなユニットも出てきた。TMDKだってジュニア戦士を送り込んでくるかもしれない。僕はBRAVEの一員として1年ベルトを守ってきたし、ジュニアの部分で軍団抗争を制したい気持ちはある」

 そのうえでライガーやタイガーマスクらノアを荒らしまくった新日勢との防衛ロードを突き進むという。「前から言ってますが飯伏(幸太)やプリンス(デヴィット)とも戦いたい。そのためにも有明をクリアします」と胸を張った石森。ジュニアの絶対王者は今年も勝ち続ける覚悟だ。