大日本プロレス社長の登坂栄児氏が25日、所属中軸選手の離脱者が後を絶たない現状に門戸開放を宣言した。


 大日マットが緊急事態だ。特にデスマッチ戦士以外のストロングBJ部門が深刻で、年末に第3代世界ストロングヘビー級王者の関本大介が右ヒザを痛め、今年に入って手術を決断。さらに関本の正パートナーの絶倫王・岡林裕二までも左肩手術のため、復帰までに約1年を要する。加えて初代王者の佐々木義人も欠場中とあって、ストロングBJの主力部隊はことごとく不在だ。


 登坂氏は「ケガは仕方ありません…。他団体にも広げていこうと思ってます」と明言。関本の王座返上で、2・7後楽園ホール大会は、石川晋也対河上隆一による大日ホープ同士の新王者決定戦が行われる。登坂氏はどちらが初戴冠を果たそうが、王座流出のリスクを伴う他団体勢の刺客を歓迎する意向だ。


 トップ勢がいない今、若手には天下を取る絶好のチャンスでもある。登坂氏は「期待するのは生意気なダブル橋本。あのトンパチな性格もあるし、次の挑戦者に名乗り出てほしい」と断言。W橋本とはアニマル浜口道場出身で四方八方に喧嘩を売るが、結果を残せない大日・橋本和樹と、一時は和樹と仁義なき抗争を繰り広げたゼロワンの“破壊王Jr.”橋本大地だ。


 いったい誰がかじ取り役になるのか、注目だ。