潮﨑3冠初奪取へ「曙を投げ捨てる」

2014年01月23日 16時00分

曙(右)を投げ捨てるという潮﨑

 全日本プロレスの剛腕・潮﨑豪(32)が、新兵器投入による3冠ヘビー級王座初戴冠を宣言した。210キロの巨体を誇る王者・曙(44)を撃破するために必殺技・ゴーフラッシャーを改良したもので“曙殺し”と呼べる一撃だ。もちろん自滅のリスクも伴うが、潮﨑は至宝奪取のために大きな賭けに打って出る。

 

 21日、32歳の誕生日を迎えた潮﨑は、決意も新たに曙との3冠戦(2月23日、沖縄コンベンションセンター)に向け、秘策の存在を明かした。

 

「必殺技(ゴーフラッシャー)の改良型、あの体のデカさに対応した対横綱に考えているものがある」

 

 重量級戦士がひしめく王道マットで曙は今や敵なし。実力、そして規格外の体格…。強大すぎる相手に潮﨑も一計を案じた。これまで幾多の強豪を沈めてきたゴー弾を、打倒・曙と悲願の3冠初戴冠のため、新バージョンに発展させたという。

 

 従来型のゴー弾は、まず相手を脳天砕きの体勢に担ぎ上げる。自分の前面にホイップさせた上で左腕に全体重を乗せて後頭部からマットに叩きつける。しかし、さしもの潮﨑も210キロの生身の人間をホイップするのは困難だ。

 

 そこで脳天弾の体勢に担いでから、ファイナルカットの要領で右の剛腕で曙の首を刈り取る新技を考案。何度も曙を脳天弾で投げてきた潮﨑ならば、不可能な話ではない。もちろん、曙を抱え上げた時点で押し潰されてしまうリスクは付きまとう。

 

 それでも潮﨑は「あの人を投げられたら痛快でしょ」と、あえて難れ業に突き進むつもりだ。3冠戦史上初となる沖縄での大一番。挑戦権を得る過程で、曙との今シリーズ中、唯一の対戦(12日、静岡・浜松)では直接フォールを奪えず、潮﨑はカード変更を強硬に主張。これが全日側を動かし、翌13日の茨城・古河大会で再戦の機会を得てついに曙を剛腕で沈めた。

 

「渕(正信)さんには感謝してます。横綱とはもう一度前哨戦をやりたい。新技を試し切りしたいし。(3冠奪取で)Xceedとしての存在も知らしめる」。王道マットの主役は誰にも譲らない。