新日本プロレス2・11大阪大会で後藤洋央紀とのV8戦に臨むIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカが18日、荒武者粉砕を予告した。右下顎骨骨折から復帰間もない後藤の早期挑戦に不満たらたらのオカダは、必殺のレインメーカーのピンポイント発射を画策。再び後藤の顎を粉砕し、長期離脱に追い込むことも辞さない構えだ。
オカダはこの日、メキシコ・CMLLとの合同興行「FANTASTIVCA MANIA 2014」後楽園大会に出場した。中学卒業後すぐに闘龍門に入門したオカダにとって、メキシコは自身のキャリアの始まりの地。原点回帰の6人タッグ戦で珍しくルチャのテクニックを披露すると、得意のドロップキックも発射し勝利に貢献した。
「楽しいですね。目をつぶっても試合できる感覚というか。いいリフレッシュになります」と上機嫌のオカダだったが、次期挑戦者の後藤の話題になると表情が一変。1・4東京ドーム大会で柴田勝頼に勝利したとはいえ、復帰間もない後藤の挑戦にはかねてより異議を唱えていた。加えて後藤は今シリーズに出場しておらず、オカダからすればまだ完調ではないのではとの見方もできる。
王座戦は時期尚早と主張するオカダは「昔から言うじゃないですか。急がば回れと。ただでさえIWGPは遠いんですから。そんな簡単にくっつくもんじゃないっすよ、あごも。俺がまた長期欠場させてあげますよ」とバッサリ。後藤にIWGPを軽んじた罰を与えることを予告した。
オカダは昨年9月神戸大会の挑戦者・小島聡の破壊を予告し、有限実行で右肩負傷による長期欠場に追い込んだ過去がある。「ドロップキックで打ち抜いてもいいし、レインメーカーをあごに当てることも可能ですから。簡単に砕きます」と、今回も後藤の負傷箇所を再粉砕し病院送りにするつもりだという。
最終試合を明け渡したドーム決戦に引き続き怒りモードの王者。荒武者の野望もあごも完全に打ち砕く。