石井IGF防衛戦「ミルコしかいない」

2014年01月19日 11時00分

京太郎(右)に鮮やかな左ストレートを決める石井

 IGF王者・石井慧が16日、打撃面の強化を目指し、ボクシング日本ヘビー級王者・藤本京太郎(角海老宝石)と実戦さながらのスパーリングを行った。

 

 ともに1986年生まれの27歳。日本格闘界では希少となる「ヘビー級」にこだわる共通項を持つ2人は以前から意識し合う関係だったが、ヘビー級ボクサーとの実戦スパーを熱望する石井が共通の知人である大山峻護を介して京太郎とコンタクトを取り、この日、実現に至った。

 

 公開用の“絵作り”ではない。ヘッドギアを着用しボクシング用のリングに立った石井は、3分5Rのスパーで実戦同様に動き回り、京太郎を相手にさまざまな角度からパンチを繰り出す。

 

 だが京太郎は石井のパンチを見切り、有利なポジションを崩さない。それでも総合格闘家ならではのコーナーに押し込める圧力、サウスポーの体勢から変則的に半身となり、肩から体重ごと浴びせてくる独特のフックに苦戦。5Rには両者が肩で息をし、ラスト30秒には、さらに突進した石井が、そのままロープ外まで吹っ飛ぶ場面すら見られた。

 

 真摯にスパーリングする石井の姿に、角海老ジムの萩森健一マネジャーは「ただでさえサウスポーだし、本格的に練習すれば、こっち(ボクシング)でも強くなるのでは?」と、その素質に熱視線。IGF大みそか決戦(東京・両国国技館)で藤田和之を破り、新王者となった石井は、IGFの次回大会の開催が決まっていないため、今後の予定も白紙のままだ。

 

「国内でも海外でもいいんで3~4月までには試合をしたい。IGF王座の防衛戦をやるならば、相手はミルコ・クロコップしか考えていません」と断言。すでに拠点は米国ロサンゼルスに移しているものの26日には都内で結婚披露宴を控え、2月6日には元大関把瑠都の断髪式に出席するため、しばらくは日本に滞在。その間には試合を決定したいところだ。