<ノア12日・横浜大会>かねてノーマーシー入りを志願していた原田大輔(27)が、KENTA(32)との“査定マッチ”で意地を見せた。最後はゴー2スリープに沈んだものの、ついにノーマーシー入りが認められた。
 
 序盤こそ殺気を漂わすKENTAの前に、踏み込めずにいた原田だったが、強烈なビンタで倒され、ラクダ固めで悶絶させられると覚醒。KENTAが強烈なニーリフト、フットスタンプを見舞えば、原田もヒザを突き刺し返して、延髄エルボーを叩き込む。お互いの意地と力量を確かめ合いつつ15分が過ぎ、最後はKENTAがフルスイングのビンタからゴー2弾でトドメを刺した。

 KENTAは大の字となった原田に「やるんだろ一緒に? 上を目指すんだろ? これからお前はノーマーシーの原田大輔だ」とエール。試合中の厳しすぎる攻撃とは裏腹に、慈悲深くも無慈悲軍入りを認めた。

 昨年、大阪プロレスから移籍後、ついに悲願のノーマーシー入りを果たした原田はKENTAの攻撃で傷だらけとなった顔を押さえながら「こういうのが体感したくってノアに来たんだ」と充実の表情。

 ノアの勢力図に一石を投じることになりそうだ。