新日本プロレスの広島大会(2月9日)でビッグダディ・ヤムヤム(29)とのV1戦に臨むNWA世界ヘビー級王者・小島聡(43)が11日、王座のプレッシャー(!?)から精神をむしばみ“三重苦”に陥っていることを告白した。

「23年目のキャリアで過去にない未知の恐怖に襲われてる。イメージは不気味というか、名前を聞いただけでこんなに嫌な予感がしたのは初めて」

 小島は4日の東京ドーム大会で日本人としては7人目のNWA世界王者となった。ベルト奪還を至上命令とするNWAサイドからは早々に広島大会に刺客が送り込まれるが、その詳細は謎に包まれるばかり。

 まず名前からして怪しい。うそかまことか「ビッグダディ」の異名は、地元ルイジアナでヤムヤムの隠し子が後を絶たないためだとの噂。避妊知らずの性豪ぶりの副産物として、現在は約4000人もの未婚の母に追われ、ほとぼりを冷ます意味と、怒りの“ルイジアナママ”たちから逃亡するために初来日を決めたとの説まである。

 スケールの違いを予感させるルイジアナのビッグダディに小島は精神的に追い詰められている。「ヤムヤムのことを思うと夜も眠れない。悩むヤム…。去年(急性アルコール中毒で救急車送りとなって以来)あれだけ控えてきたお酒の量も増えてしまって。これじゃヤムヤムどころか“飲む飲む”だよ…」とうわごとのようにつぶやいた。

 さらにヤムヤムとの王座戦決定後、なぜか小島のツイッターを本家「痛快!ビッグダディ」の林下清志さんがフォロー。

 これは単なる偶然だろうが、小島からすればビッグダディ同士のネットワークを疑わざるを得ない。

「ありがたいことなんですけど、もしかして裏でつながっているんじゃ…。俺の情報を仕入れるためにフォローしているとか。でもブロックする勇気はない」とすっかり疑心暗鬼に陥る始末。

 不眠症、アルコール依存症、人間不信のトリプルパンチで新NWA王者の自我は崩壊寸前。自身が“病む病む”となってしまった小島にとって、広島決戦は大きな試練となりそうだ。