ノアのGHCジュニアヘビー級王者・石森太二(30)が7日、IWGPジュニア王者・飯伏幸太(31)との頂上決戦をブチ上げた。

 19日の博多大会で大原はじめとV10戦を控える石森は今年、インディ王者を総ナメにすると予告。最終目標をDDTから新日本プロレスの頂点に上り詰めた飯伏に定めた。方舟ジュニアの絶対王者が新年ならではの夢構想を打ち明けた。「俺も飯伏選手もインディ上がりの人間がメジャーを取った。ただ、この道の第一人者は俺だと思っている。今年は過去のインディの王者と片っ端からやって、最後は飯伏選手とやりたい」。防衛戦で飯伏を含めたインディのタイトルホルダーを迎え撃ちたいという。

 今年最初の挑戦者となる大原はメキシコ時代にNWAインターナショナルジュニア王座を獲得。1・5後楽園大会で襲撃された拳王はみちのくプロから東北ジュニア王座を返上して、ノアにレギュラー参戦してきた。また、昨年11月のV8戦で退けた原田大輔は大阪プロレスの元王者。この流れに沿って、日本に残るインディ王を次々に撃破して、最終的にはDDTのKO―D王座やインディペンデントワールド王座を保持していた飯伏と雌雄を決する意向だ。

 飯伏とはDDTの2009年4・5後楽園大会で1度だけシングル対決し、敗れている。石森は「向こうは忘れているだろうが、俺は忘れてない。統一戦となれば会社的な問題が出てくるけど、俺個人としてはベルトをかけてもいいと思っている」とタイトル戦での対戦を熱望。「この夢を実現するためにも負けられない」と、まずは節目のV10に集中する。