急死アニマル・ウォリアーさん 元〝ウォリアーズ〟佐々木健介が涙で明かす生前秘話

2020年09月24日 03時34分

健介とアニマルさんの「ヘル・ウォリアーズ」(2007年8月)

「ロード・ウォリアーズ」のユニットで日本マット界でも活躍した〝暴走戦士〟アニマル・ウォリアーさんが死去したことが23日に分かった。60歳だった。公式ツイッターが発表したもので、亡くなった場所や死因などは明らかにされていない。アニマルさんと2003年に死去したホーク・ウォリアーさん(享年46)との「トリプル・ウォリアーズ」で活躍した元プロレスラーの佐々木健介(54)は哀悼の意を表し、生前の秘話を本紙に明かした。

 アニマルさんの訃報を聞いた健介は「もう言葉に表せない。ショックで…。信じられない気持ちでいっぱいです。言葉が出ない。元気な姿しか知らないから、亡くなったことを信じたくない」と涙ぐみながら語った。アニマルさんとホークさんの「ロード・ウォリアーズ」がいたからこそ、健介はレスラー人生を歩むことができたと言っても過言ではない。

 ジャパンプロレスの新弟子として全日本プロレスに上がっていた時、ウォリアーズは外国人スターレスラーとして参戦していた。健介は2人の付け人のような形で、ウォリアーズの甲冑(かっちゅう)を磨くなどしていたら、それを認められ一緒に練習に誘われたという。

 その時にアニマルさん、ホークさんに言われた言葉が「俺たちも最初はお前ぐらいの(細い)体だった。そこから日々練習して今の体になった。だから諦めずにやれ」だった。2014年に引退するまで、いやそれ以降も健介はこの教えを胸に抱いている。

 健介はパワー・ウォリアーとしてホークさんと「ヘルレイザーズ」を結成した。そのホークさんの葬式でアニマルさんと「2人でやろう」と約束。それが実現したのが、07年9月1日の健介オフィス興行(東京・ディファ有明)だ。「ヘル・ウォリアーズ」を結成し、リングに上がった。翌年5月、メキシコで行われた「ドラゴマニア」でタッグを組んだのが最後となった。

 ヘル・ウォリアーズとして2試合戦ったことを「久しぶりだったし、お互いうれしくてしようがなかったのを覚えています。『やるぞー!』という感じで思いっきりハグして気合を入れた」と振り返る。

 その後も知人を通して連絡を取り合い、アニマルさんの希望もあり今年4月には米国で一緒にサイン会を行う予定だったが、新型コロナウイルス禍の影響でかなわなかった。「アニマルとの思い出は数え切れないほどあります。豪快だけど周りへの気配りもしてくれる人でした。ケガをしたら自分のことのように心配してくれた。俺からしたらスーパースターで、その2人に認められて行動を共にできたことは絶対に忘れられない思い出です。心よりご冥福をお祈りいたします」。何度も「信じられない」という言葉を漏らした健介――それだけアニマルさんの存在は大きかった。