【新日本プロレス・東京ドーム大会(4日)】

 NWA世界ヘビー級選手権は挑戦者の小島聡(43)がロブ・コンウェイ(41)を撃破し、新王者に輝いた。

 昨年4月両国大会で挑戦に失敗している小島は、敵軍のセコンド介入という同じテツを踏まないため盟友の天山広吉を従えリングイン。案の定NWAサイドが乱入してくるが、天山が場外でこれを阻止してことなきを得る。

 さらにコンウェイの必殺技エゴ・トリップもかわした小島は、エプロンからロープ越しに後頭部ラリアートを発射。最後は正面から首折り弾をさく裂させ、3カウントを奪取した。

 特別立会人を務めた“美獣”ハーリー・レイスからベルトを授与された小島は「スタン・ハンセンさんに必殺技を教わり、今日憧れのレイスさんの前でベルトを取れた。自分のプロレス人生は本当に幸せ」と感激。日本人としては故橋本真也さんが王座から陥落した2002年3月以来、実に約12年ぶり、7人目のNWA世界王者となった。故ジャイアント馬場さんらそうそうたる歴代王者に肩を並べた小島は「その中の一人に入れて誇らしく思います」と胸を張った。