毒霧ムタ 魔界殺法でみのるを幻惑

2014年01月05日 11時05分

みのる(左)に毒霧を噴射するムタ

【新日本プロレス・東京ドーム大会(4日)】魔界から東京ドームに降臨したグレート・ムタが世界一性格の悪い男を豪快に粉砕した。ムタは鈴木みのる(45)と抗争している矢野通(35)の助っ人として登場。みのる、シェルトン・X・ベンジャミン(38)組と対戦した。ところが開始直後にあいさつ代わりの毒霧を天井に吐いただけで、序盤はずっとコーナーで不気味な笑みを浮かべるだけだった。

 当然ながら、孤立した矢野はやられ放題だ。しかし7分後、ようやくムタが動いた。ベンジャミンにドラゴンスクリューを見舞うと、場外ではみのるをイスで殴打。スイッチが入ったムタは一気に仕留めにかかるかと思われたが、興奮する観客をあざ笑うかのようにコーナーにゆっくりと戻り、再び休息に入った。

 もちろん、これはムタ流の陽動作戦だ。取りつくシマもないムタの行動にブチ切れたみのる組はセコンドも総出で、矢野に怒りをぶつける。みのるはビンタ、逆十字、スリーパーを発射。そして必殺・脳天杭打ちの体勢に移行した。ここでようやくムタが重い腰を上げ、シャイニング弾でカット。ベンジャミンをドラゴンスクリューで蹴散らし、何かと加勢してくる鈴木軍のタイチには赤の毒霧で排除した。そして、矢野を裸絞めで攻めたてるみのるに緑の毒霧を一閃。矢野がそのままみのるをクルリと丸め込んで、大泥棒らしく3カウントを強奪した。

 無言で引き揚げたムタに代わり、矢野は頭をポンポンと叩きながら「ここが違うんだよ、ここが。俺の頭はデジタルだ。魔界を利用するんだよ」としてやったりの表情。一方、屈辱の“銅像姿”となったみのるはカメラマンを襲うなど、大荒れだった。