【プロレス蔵出し写真館】今から39年前…〝狂虎〟シンの暴走を力づくで止めたコワモテ男の正体

2020年09月20日 11時00分

シン(下)に飛びかかる山本審判部長(1981年5月)

 関係ない客が乱入!? 風貌、出で立ちから〝その筋の人〟に見えてしまった人もいたのでは…。

 写真をよく見ると山本小鉄審判部長だ。そして襲われているのは、あの〝狂虎〟タイガー・ジェット・シン。 

 今から39年前の1981年5月26日、新日本プロレスの大阪府立体育会館でのひとコマだ。

 この日、MS・Gシリーズの公式リーグ戦でボビー・ダンカンと対戦するシンは例によって観客を威カクしながら登場し、テレビ解説席の山本審判部長に手を出した後で田中秀和リングアナをも襲おうとした。しかし、その直前に脱兎の勢いでシンに飛びかかったのが山本審判部長だ。解説席の机に飛び乗り、空中から右手でシンの髪をむんずと掴み、まさに臨戦態勢だ。

 前年の4月に引退していた山本審判部長だが、まだまだ血気盛んだった。

 その勢いに圧倒されたのかシンは応戦せず、対戦相手のダンカンに向かって行った。

 思えば、シンが新日本プロレスに初登場したのは47年前の1973年5月4日、川崎市体育館。山本審判部長VSスティーブ・リッカード戦を観戦していた謎のインド人がいきなり乱入して若手を蹴散らし、山本審判部長をコブラクローでKOした。観客とテレビ(生中継)を見ていたファンに強烈なインパクトを与えたのだった。

 山本審判部長は、1975年3月2日の秋田・鷹巣町(現在の北秋田市)体育館でのシンとのシングルマッチでは流血戦も展開した。結果は山本審判部長が流血させられ、コブラクローでピンフォール負け。

 引退していた山本審判部長だが、シンとの抗争はシンが全日本プロレスへ移籍するまで続いたのだった――。(敬称略)

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