【プロレス大賞】「世代交代」印象付けた今年の選考

2013年12月10日 16時00分

ベストバウト、殊勲賞、敢闘賞にトリプルノミネートされたものの惜しくも受賞を逃した石井智宏

【本社制定「2013年度プロレス大賞」選考総括】もはや選考委員の誰しも把握できないほど国内のプロレス団体数が膨れ上がった「未知数団体時代」を象徴するような選考会議だった。

 

 老舗メジャー団体から、個性で勝負のインディ団体、単発イベント系まで千差万別。団体のパワーを集客力で計るのか?紙面や誌面に登場した話題力で計るのか?も各選考委員の判断に委ねられた。大賞創設時(1974年)のように女子も合わせて4団体に過ぎなかった時代とは違い、全団体、各地方の興行をくまなく取材している選考委員はほぼ皆無。

 

 今年、分裂騒動でマット界を混乱させた全日本プロレスとW―1からの受賞者はゼロ。また惜しくも受賞を逃したのがベストバウト、殊勲賞、敢闘賞にトリプルノミネートされた石井智宏(新日本)、MVPと殊勲賞にWノミネートされた曙(全日本)と永田裕志(新日本)、ベストバウトと技能賞にWノミネートされた藤田和之(IGF)といったベテラン勢だった。マット界の高齢化が憂慮される中、40代の受賞選手がゼロというのも2001年以来12年ぶりのこと。世代交代を印象づけた。