【プロレス蔵出し写真館】計量中のヒロ斎藤をニヤニヤ見守る坂口征二、高田延彦 体重計の針がさした数値は…

2020年08月30日 10時00分

体重計に乗る斎藤(手前)に注目が集まった

 体重計に乗って注目を浴びているヒロ斎藤。今から33年前の1987年8月18日、上野毛の新日本プロレス道場で行われたIWGPジュニアヘビー級王座決定トーナメントに出場する8選手の公開計量でのひとコマだ。
 
 トーナメントは計量翌日の19日、20日と2日にわたって東京・両国国技館で開催された新日本プロレス真夏のビッグイベント「サマーナイトフィーバーイン国技館」で初日に1回戦、2日目に準決勝、決勝が行われた。

 参加選手は斎藤の他に小林邦昭、高田延彦、山崎一夫、保永昇男、船木優治(後に誠勝)、後藤達俊(越中詩郎の右足骨折が完治せず代打出場)、そしてイギリス、カナダでの修行を終えて帰国した山田恵一(のちの獣神サンダー・ライガー)。

 各選手とも減量に苦労したようだが、中でも斎藤は減量苦にあえぎバーベルと走り込みで汗を流した。
 
 見た目が明らかにリミットを超えていそうな斎藤が体重計に乗ると高田、山田ら参加選手、トーナメントには関係ない坂口征二、ドン荒川、ブラック・キャットまでも、なぜか笑いながら見守った(写真)。

 当時の新日本のジュニアヘビー級のリミットは102キロ。体重計がさした針は…。

 102キロ!!

 写真を見ると、高田が一番驚いているようだ。「えっ!クリアしたの!?」とでも言いたげな表情だ。

 斎藤はリミットギリギリでクリアしたのだ(もちろん8選手の中で最重量、高田は2番目に重い100キロだった)。

 ちなみに現在の新日本のジュニアのリミットは100.00キロ未満だ。(平成13年6月22日改訂制定、発効の「プロレスリング競技者規約」IWGP各選手権ルール第二条の二より)

 無事トーナメントに出場できた斎藤だが、惜しくも1回戦で山崎に敗れた。優勝したのは1回戦で船木、準決勝で後藤、そして決勝戦で高田を破った小林で第4代王者に輝いた。

 余談になるが、世代闘争をテーマに行われたこのイベントは2日間とも札止めの大盛況だった。特に、初日に行われたアントニオ猪木、坂口、藤原喜明、星野勘太郎、武藤敬司(マサ斎藤が出国トラブルで来日できず代打出場)のナウリーダー軍VS長州力、藤波辰巳(藤波辰爾)、前田日明、スーパー・ストロング・マシン、木村健吾のニューリーダー軍5対5イリミネーションマッチは異常な盛り上がりでファンを熱狂させた。(敬称略)

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