武藤と藤波が16年7か月ぶり競演

2013年12月02日 16時00分

武藤(右)と藤波が豪華な4の字競演
武藤(右)と藤波が豪華な4の字競演

 WRESTLE―1(W―1)1日の福岡・博多スターレーン大会で神出鬼没の武藤敬司(50)と藤波辰爾(59)の歴史的雪解けが実現した。

 

「X」として初参戦した藤波はいきなりW―1の洗礼を浴びた。真田聖也(25)との試合中にデスペラード軍(河野真幸、レネ・デュプリ、KAZMA SAKAMOTO)が乱入。そこへ出場予定になかった武藤がスクランブル出撃して藤波、真田とトリオを結成したのだ。

 

 武藤と藤波が組むのは、ともに新日プロに在籍した1997年4月28日の佐賀・唐津市文化体育館大会以来、実に16年7か月ぶり。だが、2人にブランクなど関係なかった。藤波がデュプリにドラゴンスクリューから足4の字固めを決めると、武藤も河野を足4の字で捕獲。豪華競演で観客を魅了し、最後は真田がSAKAMOTOを月面水爆で仕留めた。

 

 試合後、武藤は自ら両手を差し出して藤波とガッチリと握手。過去を水に流した瞬間だった。武藤と藤波の因縁は決して浅くなかった。2002年に武藤が新日プロを退団し、全日プロへ移籍。当時の新日社長が藤波だった。また武藤が全日プロの社長を務めていた07年10月には、藤波率いる無我ワールドから西村修と征矢学を事実上引き抜き、冷戦状態だった。

 

 しかし、藤波は「武藤はレスラーだから、その時の境地は分かる。前に進もうということ。また機会があれば出たい。息子(LEONAこと怜於南)もデビューしたので(真田に)一回相手してほしい」と言えば、武藤は「藤波さんはオトナだ…」と感謝しきり。10年以上くすぶった火種は完全に消え去った。

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