武藤が真田にTNA王座強奪指令

2013年11月03日 16時00分

TNA世界ヘビー級王者・AJスタイルズの写真を指さし真田(左)にハッパをかける武藤

 武藤敬司(50)率いる「WRESTLE―1(W―1)」は、次期シリーズ開幕戦(16日、東京・後楽園ホール)にTNA世界ヘビー級王者・AJスタイルズ(35)の参戦を発表。武藤は対戦相手に決定した真田聖也(25)に王座強奪を指令し、ベルトを通行手形とした世界行脚を認めるニンジンをぶら下げた。

 

 TNAから送り込まれるスタイルズは現役王者。来日前にメキシコAAAマットで控える防衛戦をクリアすれば、真田との一騎打ちは王座戦となる。TNA創設者のジェフ・ジャレットから相手に指名された真田は「チャンスを生かしたい。タイトルマッチでやりたいので防衛してきてほしい」と腕をぶした。

 

 あらゆる面で武藤の期待も大きい。真田はかねて海外志向が強く10月に入団して早々、TNA遠征をぶち上げるほどだった。ただ、W―1自体が旗揚げしたばかりで所属選手も20人に満たない。そのため真田にストップをかけていたのが現状だ。しかし、真田が王座を奪取できれば、その“呪縛”を解くという。

 

 武藤は「W―1にベルトはない。こぢんまりしたところでベルト作るよりも、世界のTNAのベルトを取る方が格好いい。米国が中心になるだろうけど、メキシコだったりどこに防衛しに行ってもいいよ」と真田の意向を尊重する方針だ。

 

 また「王者・真田」を海外へ解き放つことは団体側のメリットがある。W―1の名前も世界に知れ渡るからだ。武藤は「TNAのベルトを持ったら、ウチのステータスになる。真田も海外で『W―1の真田だ』と名乗るだろうしな」。真田はいわばW―1の広告塔の役割も果たすことになる。

 

 とにかく、早くも限定出場を決め込んで神出鬼没の男と化す武藤に“後継者”は不可欠。武藤は「真田は実力で取るしかないよ。ここがスターになれるかの分岐点」とハッパをかけ、奮起を促した。