“乱闘騒ぎ”の影響で会場変更 前田日明代表の胸中

2013年10月30日 11時00分

会場の変更を発表した前田代表。右は久保健一郎顧問弁護士

 リングスが主宰する「THE OUTSIDER第28戦」の会場が、9月に起こった“乱闘騒ぎ”の影響で変更となった。リングスの前田日明代表(54)が28日、記者会見で発表した。

 大会は当初、12月8日に大阪市中央体育館で開催される予定だった。しかし、9月8日に同体育館で開催された第27戦の試合中、客席にいた数人の男が前田代表を取り囲んで小競り合いとなり、試合が1時間ほど中断され、警察が駆けつける騒動となった。

 一部で「暴行された」と報道された前田代表は「過剰な報道の影響もあり、体育館にご迷惑をおかけしました。体育館からの要請を受け、辞退した」と、第28戦の会場を大阪府門真市のなみはやドームサブアリーナに変更したことを発表(12月8日開催)。暴行の事実に関しては、リングス顧問弁護士の久保健一郎氏が「警察当局にご指導を仰いで一任しています」と語るにとどめた。

 同団体は不良少年たちの“更生施設”でもあり、これまで何度となく乱闘騒ぎが起こっている。第28戦のセミに出場する吉永啓之輔(30)は栃木の暴走族の元総長だが、格闘技を通じて更生し、今では子供の父兄から絶大な信頼を受ける道場主になっているという。前田代表は「OUTSIDERは地下格闘技でもないし、純粋な格闘技。これまで以上に警備態勢を強化しますので、安心してご来場ください」と呼びかけた。

 くしくも、騒動のあった第27戦で本格デビューを果たしたテキサス・レンジャースのダルビッシュ有投手(27)の弟、ダルビッシュ翔容疑者(24)が15日に傷害容疑で逮捕された。「(格闘技界に)入らなかったら、どうなっていたか分からない」と道を踏み外した少年の気持ちを理解している前田代表は「ダル君の事件を見ると複雑な気持ち。でも本人にやる気があるなら、いつでも受け入れる準備は整っている」と改めてエールを送った。