元・貴闘力 プロレスでも“曙キラー”だ

2013年10月30日 16時00分

曙からのラブコールを受けた鎌苅氏は再度闘志を燃やした

 元関脇貴闘力の鎌苅忠茂氏(46)が28日、新3冠ヘビー級王者となった第64代横綱曙(44=全日本プロレス)とのプロレスマッチ実現に意欲を示した。大相撲時代は「曙キラー」として名をはせた鎌苅氏が、プロレスでも金星を奪えるか。

 

 発端は27日の両国国技館大会で3冠王座を初戴冠した曙からのラブコールだ。横綱時代の“天敵”だった元貴闘力に「時が来れば、もちろん戦いたい」とリングでの対決を見据えた。

 

 鎌苅氏は現役当時、曙から実に7個もの金星を奪った「曙キラー」として名をはせた。鎌苅氏は「ありがたい話。そう言ってくれるだけでもうれしい。とりあえず練習して体をつくらないと。冷やかしでプロレスをやるつもりはないので、せめて戦える位置まで上げないとお客さんにも失礼になる」と慎重ながらも将来的な激突には前向きな姿勢をみせた。

 

 現在は角界を離れ、実業家として焼き肉店を経営する鎌苅氏は、肉体を再構築するべく修練の日々を送る。観戦中に暴行を加えられた大仁田厚をプロレスのリングで制裁するためだ。あくまでも最優先は今年12月が濃厚のデビュー戦で、曙戦は来年以降となる。

 

 曙からのひと言は最高の起爆剤となる。曙から金星を奪うことこそが生きがいだったからだ。鎌苅氏は「曙と当たるのは一番のハイライトだった。たとえ15日間の中で1勝14敗でも、いい相撲を取ろうと思っていた」と当時を振り返る。土俵からリングに変わろうとも、そこに曙がいれば燃えないわけがない。

 

「腕立ても150回、スクワットも500回できるようになった。130キロあった時のように、バク転ぐらいできるようにならないとね」(鎌苅氏)。プロレスでも金星を奪うためにも、まずは肉体づくりに専念する。