【プロレス蔵出し写真館】36年前の控室取材 ジャイアント馬場さんも取材陣も危機一髪

2020年07月12日 11時00分

負けた腹いせに馬場さんにゴミ箱を投げつけるハンセン

 東スポと言えばプロレス。プロレスと言えば東スポ。日本マット界の歴史をリングサイドから見続けてきた本紙ベテランカメラマンが秘蔵写真を蔵出し公開! 天変地異が起きようが、家庭が崩壊しようが、プロレス会場に駆け付け、レスラーを密着マークしてきた。〝伝説の一枚〟をとくとご覧あれ――。

 30年以上前、東京・蔵前国技館、両国国技館などビッグマッチ前の選手控室の雰囲気は独特なものだった。

 新日本プロレスは、相撲の支度部屋の奥4分の1程度のスペースに垂れ幕を下げアントニオ猪木専用にしていた。一方、全日本プロレスは半分程度に仕切っていた。

 残りのスペースで、我々取材陣は選手が出てくるのを待ち構え、取材するのが常で、試合後は仕切りが取り払われオープンなスペースで取材ができたが…。

 試合が終わり、リラックスしている空間が時には激変することもあった。

 36年前、1984年の7月31日全日本プロレス蔵前国技館大会でのこと。

 故ジャイアント馬場さんがスタン・ハンセンのPWFヘビー級王座に挑戦。首固めでピンフォールし、王座を10か月ぶりに奪回、引退説を吹き飛ばした。

 控室で取材していると、敗れたハンセンが大きなゴミ箱を手に乱入。馬場さんめがけて投げつけた。ゴミ箱は馬場さんが見事かわしたというよりも、馬場さんの頭上を通過していった。報道陣も脱兎のごとく逃げまどった。

 近年は控室での取材はできないようなので、こんな写真も昭和プロレスの遺産かもしれない。