存在感すごかった天山ら第3世代 中西学が新日NJCの解説席に

2020年07月10日 11時00分

新日本の解説を務めた中西。左は高橋ヒロム

【中西学の月刊野人通信(3)】元新日本プロレスの中西学(53)が近況をリポートする「月刊 野人通信」。今回は、引退後も異様なまでの労働意欲を見せていた野人に「NEW JAPAN CUP」の解説依頼が舞い込んだ。久々の試合会場では何を感じたのか――。

 東スポ読者の皆さん、いかがお過ごしですか。新日本プロレスがついに再開しまして、6月23、24日に解説をやらせてもらいました。しかも無観客の会場で私の声が鳴り響いていたという…。普段はお客さんの応援に支えられて体が動いたりっていうのはあるけど、お客さんがいようがいまいが関係ないっていう選手の気持ちの強さを感じたね。

 特に天山広吉さんがすごかった。見ていて試合に引き込まれていったから。やられていても必ず反撃してくれるっていう期待と、戦ってる意識が伝わってくるんです。第3世代は全員敗退してしまったけど、存在感はすごいし、長年の積み重ね、厚みを感じました。永田裕志とオカダ・カズチカもええ試合でしたね。お互いのこだわりがしっかりあって。永田はオカダに言葉じゃないものを伝えようとしていたんじゃないかな。無観客だからこそ技の重みも伝わってきたしね。

 そんな中でYOSHI―HASHIやYOHのようにケガをしてしまった選手もいた。こればかりは気持ちがはやるからね、絶対。2人とも体を仕上げてきたけど、逆に調子が良すぎてケガしてしまう場合もある。残念ですよ。

 YOHは(左ヒザの前十字)靱帯を断裂してしまったとのことだけど、この経験を生かしてほしい。欠場期間って焦るし、早くリングに戻りたい。でもまずはしっかり治してもらって、ケガを負ったことによって心がもっと強くなることを期待したいし、YOHならそうなってくれるでしょう。俺もケガをしてつらい思いをしたし、気持ちは人一倍分かるんで。

 それからあまり他団体のことは詳しくないんやけど、専修大の後輩でもある秋山準がDDTにレンタル移籍っていうニュースもあって。すごく勇気ある決断だったと思うし、プロレスを続けていくためにその道を選ぶ必要があったのかもしれない。それは分からないけど、何かをやってくれる男なんで。秋山のすごいところは行動するってことです。自分が動かないと、モノが動かないというのを分かってるから。影響力のある男ですよ。DDTに秋山が行ったら必ず何か起こるでしょうね。

 やっぱり何といっても、プロレスが再開してうれしいです。また仕事をいただけたらどんどんやりたいと思います。仕事くれよ!