大仁田厚が“予言” 秋山の全日本“離脱”&ゼロワン主力大量退団でプロレス界再編の渦じゃ!!

2020年06月30日 12時00分

大仁田(右)と秋山の〝再会〟はあるのか

 新型コロナウイルス禍による活動自粛を経て興行を再開したプロレス界が、にわかに騒がしくなった。全日本プロレスの秋山準(50)が7月1日付でDDTへのレンタル移籍が決まり、主力3選手が退団したゼロワンが存続危機に陥っている。この2つから見えてくるものとは何か。全日本OBでゼロワンとも縁がある“邪道”大仁田厚(62)が見解を示した。

 再始動したマット界で最もインパクトを与えたのが、秋山のDDTレンタル移籍だ。これについて大仁田は「団体の顔が変わることはあっても、これまで顔自体が移籍することはなかったわけじゃん。異例のこと」とした上で「『レンタル』と言っているけど、完全な移籍だと思う。だって新しい団体の顔がいるわけだから、レンタル先から戻れないだろ」と語る。

 移籍にあたり秋山は、全日本の取締役だけでなく、若手選手のコーチ役を解任されたことを公表。この事実が明らかになると、ネット上ではファンから「功労者に対する仕打ち」と全日本に対する批判的な声も飛び交っている。

 だが大仁田は「全日本もコロナの影響で厳しい状況に置かれ、顔を変えて新しい時代を生き抜こうと判断したんだと思う。方向性が変わっているんだろうし、体よく去っていただいたというのはあるんじゃないか」と移籍を容認した全日本に理解を示す。さらに「中堅になった秋山選手だから出せるというのはある。上がいると、下の世代が伸びないし」と続けた。

 一方のDDT側にもメリットは大きいという。コラボプロデュースする「爆破甲子園」で高木三四郎社長(50)と懇意にしていることからも「高木社長は新日本プロレスと対等になる戦略を練っている。サイバーエージェント傘下でDDTだけじゃなく、女子プロレス、ノア、路上プロレス、電流爆破という総合コンテンツで新日本に肩を並べようとしているんじゃないか。そこで利害が一致したんだろう」と見る。何より自身も「爆破甲子園に出てくれたら幅が広がる。いずれ可能性はあるんじゃないか」と全日本のリングで実現できなかった秋山との電流爆破戦を夢見ている。

 また、マット界のもう一つの話題が佐藤耕平(42)、高岩竜一(47)、日高郁人(47)の退団で窮地に立つゼロワンだ。ゼロワンがイベントとして運営する「超花火プロレス」に参戦経験がある邪道は「厳しい中でみんなが一体になって頑張ってきた団体だから、お金だけの問題じゃない。選手間に溝ができたんだと思う。信頼関係が崩れたというのがあるのでは」と原因を分析した。

 2つの出来事から明白になったこともあるという。「戦いの場が狭められている。プロレス界再編の渦になるんじゃないか」。再開したとはいえ、通常の興行数に戻るには時間がかかる。コロナ禍がマット界に残した爪痕は深く、まだまだ余波が続きそうだ。