藤田和之(49)とケンドー・カシン(51)のコンビが、1年ぶりのそろい踏みを果たした。2人は26日、初代タイガーマスク(62=佐山聡)率いるリアルジャパン(RJ)の旗揚げ15周年記念大会「ストロングスタイルプロレス vol.6」に出場。メインの8人タッグ戦にノアの杉浦貴(50)、NOSAWA論外(43)を加えた「藤田軍」として出場し、スーパー・タイガー率いるリアルジャパン軍と対抗戦を行った。


 昨年6月20日のRJ後楽園大会以来同じリングに立った2人だが、案の定やりたい放題だ。藤田にレジェンド王座を奪われたSタイガーが突っかかってくるも、野獣は投げっ放しジャーマンでぶん投げるなどして圧倒。カシンも場外で敵軍セコンドの倉島信行(47)やサブレフェリーを蹴ったり殴ったり投げたりした。

 試合は藤田カシン杉浦が場外で暴れている隙に論外がSタイガーにつかまり敗北した。しかし3か月の試合もブランクを感じさせなかった藤田は「耳の調子もおかげさまでよくなった。(3月29日の)潮﨑豪戦以来の実戦? 特に何もないですよ。今後も何も考えてません。自粛中は自宅近くの海岸に行って子供と遊んでいました。試合の感想? タイガーに『あっち行け!』って言ったら本当にあっちに行ってくれた」。

 なお、カシンは「倉島との一騎打ちを要求する」とぶち上げ、杉浦は「藤田君が真っ黒に日焼けして、コンディションもよさそうで安心したよ」と胸をなでおろしていた。