小橋が木村花さんの死を悼む「鉄人DNA受け継ぎトップに君臨してほしかった」

2020年05月29日 16時35分

小橋は響子さん(右)、花さん(左)と16年4月に初対面(小橋提供)

 元ノアの鉄人・小橋建太(53)が、23日に急死した女子プロレス「スターダム」所属の木村花さん(享年22)に哀悼の意をささげた。4年前、大の小橋ファンだったという元女子プロレスラーの母親・響子さん(43)に伴われた花さんと初対面。母娘の絆と芯の強さに感銘を受けていた事実を明かした。

 小橋は2016年4月のセンダイガールズ後楽園大会にゲスト参加した際、花さんを連れた響子さんと初めてあいさつを交わした。響子さんは中学生時代、オレンジ色のコスチュームを着用していた鉄人の大ファンで、バレンタインデーには全日本プロレス事務所にチョコレートを送り、卒業アルバムには「オレンジクラッシュ」(当時の小橋のキャッチコピー)と書いた事実を明かしたという。花さんは同年3月にデビューしたばかりだった。

「お母さんも娘さんもとても芯が強く、自分をしっかり持った絆の強い親子だなと。僕の大ファンだった人の娘さんだから、(自分の)DNAを継承してもらい、いずれは女子プロレスのトップに君臨してほしいと期待していたんですが…。心からつらいし、残念です」と無念の表情を浮かべた。

 自身がプロデュースする「Fortune Dream」では女子の試合も提供しており、花さんの試合をチェックするたびに「いつも候補に挙がっていた。機会があれば出場してほしいと考えていた。素質もピカイチで、スターダムに入団してからも期待を受けていましたしね」と成長を確認していたという。

 花さんは恋愛リアリティー番組「テラスハウス」(フジテレビ系とネットフリックスで放送、配信も打ち切りが決定)出演を機にSNSなどで誹謗中傷を受けるようになり、悩んでいた。

 小橋は「ストレスを抱えたら、自分の中で消化するのが健常な大人でしょう。自分の顔が見えない状況で他人を傷つけるなんて、絶対に許される行為ではない」と言い放つ。

 また、花さんの死を受けて匿名での誹謗中傷を規制する法改正が叫ばれる状況になったことについて「今回の悲報を機に世間が動き始めている。言論は自由であるべきだけど、無差別な誹謗中傷に対する法規制は必要だと思う」と訴えた。

 自身も数え切れないほどの負傷と手術、そして腎臓がんを乗り越えてきた。「スイッチ一つでマイナスの思考はプラスに転じさせられると思う。悪意と戦う諦めない心を持ち続けてほしい」。SNS上で同じ危機に瀕している若い世代に呼びかけ、再発防止を願った。