
スターダムの最強女王を決める「5★STAR GP 2013」の優勝決定戦(23日、東京・後楽園ホール)で“極太あやや”こと高橋奈苗(34)がアルファ・フィーメル(ドイツ)を下し悲願の初優勝を遂げた。
この日、青ブロック公式戦で、同じく元全日本女子プロレス出身の夏樹☆たいよう(29)とハイレベル&ハイスピードな攻防を制し、優勝戦へと駒を進めた高橋を待っていたのは、赤ブロック代表の鋼鉄女だった。
国内では極太の名をほしいままにする高橋だがフィーメルと比べれば、まだまだスリム体形。しかも夏樹との14分にわたる攻防でガス欠気味の上に、わずか15分のインターバルで優勝戦のリングへと向かうことに…。
日独対決は意地の張り合いに発展。フィーメルの怪力ボムで意識がとんだ高橋が、フック気味のラリアートで3カウントを奪い初優勝を遂げた。
ロッシー小川代表から手渡された最強女王の証し・赤いガウンと赤い王冠を身にまとった高橋は“南部の帝王”ジェリー・ローラーのような風貌になりつつも、改めて紫雷イオが保持する赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)の奪回を宣言。
赤ブロックで3勝1敗の成績を残しつつも、この日、新人の彩羽匠に時間切れ引き分けに持ち込まれ、決勝進出を逃した紫雷と「真の最強女王」の座をかけて決着をつける。舞台はスターダム100回記念大会となる11月4日の後楽園ホール大会に決定した。