江幡兄弟“ムエタイ界初の快挙”逃す

2013年09月17日 16時00分

チューワッタナ(左)の顔面にヒジ打ちを突き刺す江幡睦だったが、健闘は及ばなかった

 新日本キック16日の後楽園大会でムエタイの権威・ラジャダムナンスタジアムで本場タイ以外の国から初の王者を目指した江幡睦、塁(いずれも22)の双子兄弟は、共に野望を砕かれた。

 

 スーパーバンタム級王者スラチャイ・シースリヤンヨーティンに挑戦した弟・塁は、3Rに右ストレートを炸裂させ大チャンスを迎える。その後もパンチのラッシュを浴びせるが倒し切ることができず、スタミナを消費してしまう。ボディーに怒とうの猛攻撃を受けると、4Rには首相撲からのヒザ蹴りやボディーブローで計3度のダウンを喫しTKO負けを喫した。

 

 またフォンペート・チューワッタナとのバンタム級王座決定戦に臨んだ兄の睦も、前半はローキックやボディーブローを駆使し優位に進めながら、勝負どころの3、4Rでミドルキックを中心とした猛攻にさらされた。これで試合を支配されてしまうと、終盤の追い上げもむなしく僅差の判定1―2で快挙を逃した。

 

 500年の歴史を誇るムエタイで、フェザー級以下の軽量級はいまだタイ以外の外国人王者が誕生しない聖域で「神の階級」とも呼ばれる。「実力が足りなかった。まだまだ成長できると思うので、もう一度2人でタイトルマッチにいきたい」と涙を流した2人に、伊原信一会長も「倒すチャンスはあったが、ムエタイのマジックにはまった。アイツらが本当に神の聖域に入ってくることを確信している」と再挑戦の誓いを立てた。