フリーを卒業!曙が全日本プロレスに入団

2013年09月06日 11時55分

第64代横綱曙が全日本プロレスに正式入団

 第64代横綱曙(44)が、9月1日付で全日本プロレスに入団したことが5日、分かった。2005年8月にプロレスデビューして以降、曙が特定の団体に所属するのは初めて。フリーを卒業した全日戦士・曙は、11日に東京・後楽園ホールで開幕する「王道トーナメント」から、新たなスタートを切る。

 プロレスデビューして8年、曙に大きな転機が訪れた。フリーとして活動してきた曙が、全日プロに入団したのだ。次期社長に内定して近日中にも就任が正式発表される現取締役の井上博太氏(44)が契約のまとめ役に当たったもので、井上氏は「1日付で入団していただきました」と認めた。

 曙にとって全日プロは特別な存在だった。デビュー後、初の地方巡業にフル参戦し、プロレスのイロハを学んだのが全日マット。人一倍の愛着を持ち、選手の大量離脱に見舞われた今年7月以降もスポット参戦を続けていた。

 井上氏は「新生・全日本には横綱が必要だとずっと訴えてきました。激しいプロレスをするということに賛同してくれています」と明かした。所属契約はひとまず他の選手と同様、今年の大みそかまで。曙が退団を希望しない限り、来年1月1日から改めて1年契約を結ぶ方針だ。

 活動を制限されないフリーの道を謳歌していた曙を突き動かしたのは、全日サイドからの熱烈なラブコールだった。団体の大分裂に伴い、所属選手は半減。手薄となった選手層を回復させるべく、現場からは選手会長でもある3冠ヘビー級王者・諏訪魔(36)が中心となり、曙に入団を進言した。また、オーナーの白石伸生氏(40)は朝型の生活を送る曙に合わせ、何と午前6時に自宅まで懇願しに出向くこともあったという。全日側の熱意と時間をかけた話し合いが曙に一大決心させたようだ。

 6日にも入団会見を行う曙は井上氏に「全日本の試合は楽しい。(分裂後の)大変さは分かっている」と気合十分で話している。ついに全日戦士となった曙は王道トーナメント1回戦で強敵・秋山準と激突。超ド級のパワーが一気に噴火しそうだ。