大森復権へ超ワイルド修行

2013年08月31日 16時00分

トレーニングに励む大森(顔写真は大山倍達氏)

 全日本プロレスの大森隆男(43)が“ひとりワイルドキャンプ”に打って出る。25日の大田区総合体育館大会では終生のライバル・秋山準(43)にまさかの失神KO負け。もう後がないワイルドは、王道トーナメント(9・11後楽園ホールで開幕)に向け、極真空手の祖・大山倍達氏ばりの精神修行を行うという。

 

 

 復権のチャンスはすぐにやってきた。25日の大田区大会では秋山とのシングル戦でまさかのKO敗けを喫した。その1週間前の18日博多大会では諏訪魔と組み、秋山、潮﨑豪の世界タッグ王座に挑むも敗北。毎週日曜に醜態をさらす“サンデーワイルド”となり、王座戦線から大きく後退したが、3冠王座への挑戦権がかかる王道トーナメントで反撃のノロシを上げるという。大森は「優勝したら間違いなく3冠に挑める。まだ、これからだよ」と、すぐに立ち上がった。

 

 大森は9・14横浜大会の1回戦で青木篤志と対戦する。チャンピオン・カーニバルのリーグ戦とは異なり、今回は一発勝負。「リーグ戦より緊張感がある。メンタルが大事」と体力よりも精神面が鍵を握ると読む大森は週末から開幕直前まで、千葉の鋸(のこぎり)山で山ごもりする予定だ。

 

 房総半島にある鋸山は「地獄のぞき」と呼ばれる断崖が有名。ここに食料品を詰め込んだリュックだけを持参して、10日ほど一人で過ごすという。「鋸山は嗅覚、触覚などが敏感に感じ取れる格好の修行場。五感を研ぎ澄ます。片眉剃って山に入り、さらにワイルドになる」。人里に近づかないために眉を剃って千葉の清澄山にこもった大山氏よろしく、大森は“ゴッドハンド流”の精神修行を敢行する決意だ。

 

「山から下りたら大森隆男かどうか誰も気づかない。そんな男になって帰ってくるからな」。大森の変貌ぶりに注目したい。