【東京女子プロレス】伊藤麻希 マット界に起こす「世界一キュート」旋風

2020年02月13日 16時35分

伊藤はルックスと強さを兼ね備える

【リングを彩る魅惑の女子ファイター】人生のどん底を味わった少女が「世界一カワイイ女の子」に昇華した。東京女子プロレスの伊藤麻希(24)は、高校時代から地元の福岡を拠点とするアイドルグループ「LinQ」で活躍。20歳で上京し、2016年12月にデビューした。

 順風満帆のシンデレラロードにも見えるが、実情は逆だ。10歳から同級生のいじめを受け、中学に入ると上級生からも目をつけられた。1年時には3年生女子に囲まれ、その後もいじめが激化する“地獄”を経験した。

 唯一の救いは、もはや才能といえる超プラス思考だ。「自分がかわいいから嫉妬してるんだろうなと思ってました。中学校の時は不登校気味になったけど、浜崎あゆみの次に売れる歌手になれると信じて、家で歌の勉強をしてました。いじめはトラウマではない。当時から、いじめた連中のはるか頭上のレベルに自分はいるので」とあっけらかんと語った。

 高校1年でアイドルデビューするも、センターどころか握手会で列がゼロという日もあり、居場所を探し続けた。漫画家になろうと奨学金を得てデザイン専門学校に進むも両立は難しく、やがてうつ病になった。「過呼吸を起こしてしまい、安定剤がないとダメな時期が続いた。久々に学校へ行こうと思ってもバスの中で不安になって涙が止まらない」。最悪の事態も想定したが、何とか寸前で思いとどまった。

 やがて高木三四郎DDT社長の目に留まりプロレスの道へ。ある意味プロレスラーは天職だった。昨年10月にはインターナショナル・プリンセス王座を獲得。3度の海外遠征も経験し、英国大会では「Cutest girl in the World!」の大コールが起きた。「自分の目標は世界。実績を積んで初のフロリダ大会(4月3日)でメインに立ちます」。未来だけを夢見た日から14年、頂点は目前に近づいている。