【東京女子プロレス主戦場】万喜なつみ バトン全国大会常連から転身の小さな妖精

2020年01月23日 16時30分

万喜は笑顔でポーズ

【魅惑のリングを彩る女子ファイター】150センチの小さな体を武器にリングを躍動するのが、東京女子プロレスを主戦場にフリーで活動する万喜(まき)なつみ(24)だ。横浜市出身で、幼稚園の年長から高校3年まではバトントワリングで活躍。小学5年からは全国大会の常連となった。

 きっかけはアニメ「Cosmic Baton Girl コメットさん☆」だ。主人公が使う魔法のバトンにあこがれ、プラスチック製のものを買ってもらった。すると今度は親友が持つ本物のバトンに興味を持ち、親からも真剣に取り組むことを勧められた。「他にバレエと器械体操もやっていました。青春時代はバトンしかやってないですね。プロレスで生きているのは、器械体操をやっていた分、アクロバティックな動きや切り返しが得意です」

 同時に3歳のころから女優になるのが夢で、5歳の時に「とんねるずのみなさんのおかげでした」に出演した。だが「中学、高校の時、バトンをやっていたら将来何になれるのか考えたら、サーカスや海外のショーに出るとか…。自分はそれはないなと思った。将来やりたいことではないなって」と感じた。

 一方で女優になる夢をあきらめず、高校卒業後は舞台に出演。そこでプロレスに誘われ、2015年9月6日のアクトレスガールズ旗揚げ戦(新木場)でデビューした。スターダムにも参戦し、現WWEのカイリ・セイン(宝城カイリ)は姉のように接してくれた。「なつみちゃんは上にいくと思うから、期待してるよ」とかけてくれた言葉は今でも忘れない。17年6月にカイリがWWEに移籍する際には、コスチュームを譲り受けた。

 昨年1月から戦いの舞台を東京女子に。「自分が好きなのはエンターテインメント。それが芝居なのか歌なのか、プロレスなのか、こだわりはない。目標は女子プロレスを若い女の子に知ってもらうこと。新日本プロレスさんくらい、女子プロを新しいエンターテインメントの世界にしたい」。小さな妖精に注目だ。