邪道・大仁田厚(62)の化身グレート・ニタが、“大鵬3世”納谷幸男(25)を血祭りに上げた。「ガンバレ☆大仁田大家☆プロレスリング」の旗揚げ戦(13日、大阪市すみのえ舞昆ホール)には、法事で欠場した大仁田に代わり、2017年8月以来、2年5か月ぶりにニタが降臨。6人タッグデスマッチに出場した。

 いきなりグリーンミストを噴射するや、鎌を持って大暴れ。仲間にも攻撃を繰り出す始末だった。最後は自軍の大家健(42)が垂直落下式ブレーンバスターを決めて翔太(31)から3カウントを奪取。ハプニングが起きたのは試合後だ。ニタはセコンドに就いていた納谷をリングに引きずり上げるや、鎌で額を切り刻む。大流血の納谷は控室に運び込まれると「ふざけんな! このヤロー。借りは返してやる。覚えておけ!」と口にするのが精一杯だった。一方のニタは代理人を通じて「納谷! デスマッチは甘くない。富山では、こんなもんじゃ済まない。覚悟して上がれ!」と声明を発表した。

 納谷は爆破甲子園の第2弾興行(3月28日、富山・南砺市福野B&G海洋センター)への出場を志願しており、大仁田との電流爆破戦での対戦が決定的。再び厳しい洗礼を浴びそうな気配だ。