諏訪魔が3冠史上初「3本勝負」を要求

2013年07月20日 16時00分

潮崎(左)との3冠戦で60分3本勝負での決着を熱望した諏訪魔

 3冠史上初の60分3本勝負実現か。新生・全日本プロレスを支える3冠ヘビー級王者・諏訪魔(36)が、8月25日の大田区体育館で潮﨑豪(31)の挑戦を受ける覚悟を固めた。開幕戦(14日、後楽園)で潮﨑に60分3本勝負で敗れた諏訪魔は、同ルールによるV2戦で借りを返す決意だ。

 

 3冠ヘビー級王座24年の歴史が変わる。諏訪魔は「3本勝負は心底キツかった。それでもプロレスの醍醐味を伝えられる試合形式と痛感した。そこで負けた以上、潮﨑の挑戦を受ける。同じルールで借りを返すのも面白い」と断言した。

 

 開幕戦では武藤敬司ら大量離脱のショックを振り払うかのように、潮﨑との3本勝負で35分を超える激闘を展開。敗れはしたが場内に大「全日本」コールを呼び込んだ。あえて再出発の場で選んだ試合形式が、諏訪魔の心を熱くさせた。

 

「60分フルタイムとはまた違う『戦い抜いた』という感覚が自分の中に残った。これからの全日本では、ああいうクラシカルな試みにチャレンジしていくのもいいと思う」

 

 諏訪魔は初の3冠王者として迎えた2008年8月のV1戦、太陽ケアと60分フルタイムドローの死闘を演じた。その重みを経験したうえで、全日本プロレスの創始者であった故ジャイアント馬場さん、3冠を初めて統一した故ジャンボ鶴田さんが得意とした「60分3本勝負」で3冠戦を行いたいというのだ。

 

 かつてタイトルマッチの定番だった60分3本勝負は、全日マットでは1985年3月のインターナショナルタッグ戦(鶴田、天龍組対ロード・ウォリアーズ)を最後に行われていない。シングルとなると84年9月のNWA世界戦(フレアー対天龍)以来、実に約29年ぶり。3冠ではもちろん史上初となる。

 

 くしくも最終戦(28日、後楽園)では大森隆男と組んで秋山、潮﨑組と60分3本勝負で激突する。「2―0のストレートで潮﨑から取るしかない。新生全日本のセンター争いなんだから」と闘志を燃やした諏訪魔。3冠王座の新たな地平を切り開く。