長州力が“引退発言”の真意明かす

2013年07月16日 16時00分

 14日のレジェンドプロレス福岡大会で藤波辰爾との一騎打ちを制した後、突如として“引退発言”をして周囲を驚かせた長州力(61)が15日、その真意を明かした。


 長州は福岡大会後に「来年いっぱいくらいで、リングを降りたいって気持ちもある」と引退を示唆。一夜明けて気持ちの整理がついたのか、今度は「(来年末まで)やらないかも分からない。どこで靴(レスリングシューズ)を脱ぐかは分からないですよ」と、終幕の時期を早める可能性もほのめかした。


 その理由は、61歳という年齢からくる体力の衰え。最近はバラエティー等を中心としたテレビ番組出演の仕事が増え、多忙な日々を送っている。


「去年の後半くらいかな。トレーニングだけでは補えない部分があるというか。見られて、見せつけてレスラー。そういう感覚で何十年もやってきてるわけだから…」と、自身の理想との乖離(かいり)に葛藤を覚えているようだ。


 明確に「引退」という言葉を用いず、時期も定めないのには、やはり1998年に一度は引退していることが影響している。長州は「もう1回引退試合をやろうとは思わない。あんな最高な引退試合(98年1月4日、東京ドーム)はないわけだから」と語る。


 盟友・藤波は「直接は何も聞いてない。時と場合によってはそういう言葉を吐きたくもなるかもしれない。本人から言われたら? 当然『何を言ってるんだ』と言います」と慰留する方針だ。


 だが冷静に考えると、還暦を過ぎた人間を強引にリングに上げ続けるのも非道な話。本人の決断は、人命とともに最優先されるべき。


 長州は来年8月にデビュー40周年を迎えるが、近い関係者は「節目にも全く興味がないようです。試合で納得できなければ、その場で辞める可能性だってある。口にした以上は、これから一試合一試合が勝負になるでしょう」と語る。


 気がつけば試合しなくなっていた…という“フェードアウト引退”の可能性も高いだけに、逆にその一挙手一投足から目が離せない。