これが邪道のやり方か…。「エネワンでんきプレゼンツ爆破甲子園2019」(17日、神奈川・鶴見青果市場)で電流爆破デスマッチに初出場する“バカサバイバー”こと青木真也(36)が、頭を抱えている。

 6人タッグ戦で大仁田厚(62)との爆破戦が決まっているが、詳細なルールや試合形式を知らされていないという。当初は「毎回、同じルールなんだろう」と思っていたが、ノーロープ有刺鉄線をはじめ、バット、イス、テーブルとあらゆる凶器に爆弾を仕掛けることが可能だと知った。「ルールを知りたくても爆破甲子園連盟(爆破連)の問い合わせ先を知らないし、高木(三四郎)から連絡もない。対策の立てようがないよ」と嘆くことしきりだ。

 実は、試合にかける思いは誰よりも強かった。船木誠勝(50)や髙山善廣(53)、ケンドー・カシンら総合格闘技経験のあるプロレスラーが爆破戦に出たことはあるが、純然たる総合格闘家の出撃は青木が初。格闘技界では大きな話題になっており「みんなから『マジでやるの?』って言われるんだよ。宇野薫(44)とか、格闘家もたくさん見に来ると思う」。そこで「この試合をきっかけに、総合格闘家軍団対大仁田軍団の全面対抗戦につながったらいいよね」と、自軍メンバーに宇野や川尻達也(41)、堀口恭司(29)をリストアップしていたほどだ。

 だが、もはやすっかりトーンダウンした様子で「出るのをやめようかな。知り合いにジュリアっていう急にやめるのが得意なやつがいるから相談しようと思う。爆破連とRIZINに言っといてくれよ。代わりに奥田(啓介)がいるって」と言い残し、姿を消した。