チリは南米最大のプロレス大国

2012年06月08日 12時00分

<ディック東郷:Wツアー>

今回はチリのプロレスの歴史について書きたいと思います。

自分が出場した各団体の代表から聞いた話です。多少、年代のズレが若干ありましたが、みんな同じような事を言っていたので、ほぼ間違いないと思います。

チリのプロレス界にも暗黒の時代がありました。

1985年頃までは、「TITANES DEL RING」というプロレス番組があったほどチリでもプロレスが人気がありました。それが1985年代以降、突然チリからプロレスがなくなりました。一番の理由はプロレスで生活出来ないという理由から、選手がプロレスから遠ざかったのが原因のようです。それから、約15年間チリからプロレスが消えたのです。
しかし、1990年代後半になってECWやWWEというアメリカのプロレスがチリで放送されるようになりました。少しずつプロレス人気が復活していきました。プロレスラーになりたい若者が出て来たのです。


 2000年のある日、一つの団体が生まれました。ECWに影響を受けた「エクストリーム」という団体です。しかし、「エクストリーム」はすぐに消滅。その後、2004年にレボルシオン・ルチャ・リブレ(RLL)という団体が旗揚げ。しかし、チリ人はエゴが強く、すぐに分裂。


離脱者はどんどん新しい団体を作っていきます。それが今ののXNLやCLL、またはGLLだったりするわけです。やがて地方にも、飛び火します。アントファガスタのFULL、ランカグアのMax Lucha Libre 、バルパライソのVLLのように。

現在、チリには名前が上がるのだけで7団体。しかし、存在が確認されていない団体がまだ他にもあるようです。

また離脱の繰り返しで出来た団体が多いだけに、仲の悪い団体があったりします。

まるで日本のようです。

こうして、チリは南米最大のプロレス大国になったのです。
(ディック東郷)