新根室プロレスが13年の活動に終止符 アンドレザ・ジャイアントパンダの今後は「白紙」

2019年10月13日 20時26分

約13年の活動を終えた新根室プロレス

 北海道のローカル団体「新根室プロレス」が13日、東京・新木場1stリングで解散興行を行い、約13年間の活動に終止符を打った。

 2017年9月にデビューしたアンドレザ・ジャイアントパンダのブレークで名を上げた新根室だったが、同年8月にサムソン宮本代表(54)が、がんの一種である平滑筋肉腫という難病に侵されていることが判明。今年2月には肺に転移し、闘病生活と団体存続を並行して行うことが困難と判断した宮本代表は、長年の夢だった東京進出を果たし、ラストマッチとすることを決断した。

 新根室所属最後の戦いで、アンドレザはジャイアントZOZOマシンと対戦した。タイガーマスクの覆面を装着してリングインし、華麗なドロップキックからアンドレザプレスで圧勝。直後に登場したビッグマンベイダーとの試合中には、体が急激にしぼむアクシデントに見舞われながらも、倒立で立ち上がると強引にプレスして2連勝。東京に駆けつけた妻ティンティン、息子ラジャと3人揃って生まれ育ったリングを下りた。

 大会の最後に宮本代表は13番勝負を戦い抜き、妻・明美さんと感動の抱擁。猛烈な大型台風19号の影響で全メンバーが揃わないなど多くのトラブルも乗り越えつつ、有終の美を飾った宮本代表は「人生一度きり、やりたいことをやれ。またいつかこの病気に勝って、必ずこの新木場に帰ってきます」と約束。「無理しない、ケガしない、明日も仕事だ!」の団体ポリシーを絶叫して大会を締めた。

 宮本代表は北海道に帰り闘病に専念する。一方で団体の枠を超えた人気者となったアンドレザは複数の出場予定イベントを残しており、今後の活動に関しては「現段階で全くの白紙」(宮本代表)だという。