レスラー滝澤大志が盗撮で逮捕 団体代表も謝罪

2013年07月02日 08時00分

 プロレス界に衝撃が走った。インディ団体K―DOJOの現役王者・滝澤大志(本名・滝澤雄樹=27)が6月20日に千葉市内で女性の下着を盗撮したとして、千葉県迷惑防止条例違反の疑いで千葉中央署に逮捕されていたことが、30日までに本紙の取材で明らかになった。米国WWEの下部組織にも在籍した滝澤は現在、同団体のSTRONGEST―K王座を保持し将来を嘱望されている逸材。看板選手の逮捕は大きな波紋を呼びそうだ。


 千葉中央署によると、滝澤容疑者は6月20日の夕方、千葉市内にある商業施設で携帯電話のカメラ機能を使用し、女性の下着を盗撮した疑い。


 一連の行動を不審に思った周囲の人間が通報し、現行犯で逮捕された。滝澤容疑者は容疑を認め、取り調べにも素直に応じているようだ。余罪や常習性に関しては「捜査中なので現段階では言えない」(千葉中央署)という。


 いずれにせよ、現役プロレスラーが性犯罪で逮捕されるのは前代未聞の出来事だ。しかも、滝澤容疑者は将来を嘱望されるホープだった。


 滝澤容疑者は2006年にデビューし、11年には米WWEと契約し、「ジロー」のリングネームで傘下組織のFCWに参戦。昨年8月に日本復帰すると、今年4月にはK―DOJOの王者となった。小橋建太に憧れ、190センチの長身から強烈なチョップを繰り出すファイトスタイルから、「ポスト小橋」の呼び声も高かった。


 滝澤容疑者は出場を予定していた22日の千葉大会を「練習中の負傷」という団体発表で欠場した。だが20日から毎日のように更新していたツイッターが途絶えており、事情を知らず心配した関係者も多かった。


 まさかの事態に見舞われた同団体のTAKAみちのく代表(39)はこの日、本紙の直撃に応じ「22日の朝に警察署から連絡があり、24日に少しだけ面会ができた。それでも詳しい状況が聞けず、今後の対応まで決めることができなかったので、現状こういう発表(負傷欠場)になってしまっていた」と説明。その上で「うちの所属選手が不祥事を起こし、プロレスファン、関係者各位にご迷惑をおかけしてしまいました。心よりおわび申し上げます」と謝罪した。


 また滝澤容疑者は、甘いルックスで女性人気も急上昇中だった。それだけに卑劣なイメージが伴う盗撮という行為に、周囲は戸惑いを隠しきれない。滝澤容疑者をよく知る先輩レスラーは「若いしデカいし、これからって時期なのに。前兆? 全くない。たばこも酒もやらないし、女遊びするような選手でもない。一瞬の気の迷いだったのか…」と、困惑の表情を浮かべた。


 早ければ勾留満期となる1日にも本人と団体が話し合いを行い、団体からも重い処分が下る見込み。近日中に滝澤容疑者の謝罪会見が開かれそうだ。


 滝澤容疑者は15日に千葉・ポートアリーナ大会で王座防衛戦を行うことが決まっているが、当然、今後の活動は全て白紙。若き王者の不祥事が与える団体へのダメージは計り知れないが、それ以上にプロレス界全体のイメージダウンは避けられない。