馬場が輪島にヤシの実割りを伝授

2013年06月30日 16時00分

馬場(左)の指導で輪島がリアル「ヤシの実割り」特訓

【お宝写真館】2人そろって仲良くポーズ! だけど表情は真剣そのもの…。1986年6月、元横綱輪島大士のプロレスデビューに向けたハワイ特訓中、ホノルルで借りたボクシングジムにて撮影された一枚だ。

 

 ジャイアント馬場と輪島が手にしているのは、本物のヤシの実。つまりリアルな「ヤシの実割り(ココナッツ・クラッシュ)」の特訓を行ったというワケ。ヤシの実がなければ、馬場と輪島によるラインダンスショーのようにも見える…。ヤシの実割りは、馬場の数ある得意技の一つ。16文キックや32文ロケット砲、ランニング・ネックブリーカーや河津落としのように、フィニッシュホールドになることはまれだったが、試合の流れをつくるのに非常に重要な役割を果たしていた。

 

「こんな技、小学生だってできるよ」なんて思ったら、それは素人考え。実際に体重も軽い小学生ならば、同じ動きは簡単にできるが、これを体重100キロを超える大人がやるとなると大変に難しい。太ももを地面と平行に上げてピタリと静止できる大人は少ない。

 

 ましてや暴れる大男の頭部を捕らえ、コントロールしつつ、自分のバランスは崩さずにヤシの実割りを遂行しなければならないのだから、実はかなりの運動神経を要する技術なのだ。

 

 プロレス入り前、右投手として読売巨人軍で活躍した馬場からすると、投球動作と同じく、左足を上げるのは朝飯前。同じく元大相撲の頂点を極めた輪島にしても、相撲道の基本である四股で、バランス良く片足を上げる動作には慣れていた。

 

 報道陣向けのサービスショットのようで、実は馬場が輪島の適性を判断した上で、ヤシの実割りを伝授したことがうかがえる。また馬場と輪島の運動神経の良さも分かる一枚だ。

 

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