武藤敬司(56)がプロデュースする「プロレスリングマスターズ」30日の東京・後楽園ホール大会で武藤、衆院議員の馳浩(58)、来年1月に引退する獣神サンダー・ライガー組と永田裕志(51)、中西学(52)、西村修(47)組が6人タッグで激突した。

 試合前にはライガーにかつてのライバルだったエル・サムライ(53)が花束を贈呈しセコンドに就いた。

 白熱の試合は馳が永田をジャイアントスイングで16回転させるなど6人とも自分らしさを存分に出した。最後は両ヒザの人工関節置換術から復帰2戦目となる武藤が西村に閃光魔術弾の2連発で3カウントを奪った。

 試合後は馳が永田と組んで天山、小島との対戦を、ライガーは「引退までにサムライとタッグを組みたい」と武藤に要求

 リングに上がったサムライは「誠に申し訳ありませんが、試合はできないと思います。ヒザが痛くて」と回答した。

 武藤は「マスターズのプロデューサーは俺だから。勝手にマッチメーク決めないで。次のマスターズは(来年)2月。引退してもいつかやりたくなるからライガー戻ってきてよ」とライガーに継続参戦を提案。続けて「永田、中西、西村。まだまだ青いな」とプロレスリングマスターの貫録を見せ大盛況に終わった。

 バックステージでは「プロレスいいな。やってて元気になる」と総括。ヒザに関しては「持ちこたえたね。理想とするところではないが発展する余地はある」と述べた。