“狂猿”葛西純(44)が28日、自身のプロデュース興行(東京・後楽園ホール)で竹田誠志(34)とタッグを組み、米GCWのジミー・ロイド(21)、マーカス・クレイン(29)との死闘を制した。

「ガラスボード&蛍光灯デスマッチ」と銘打たれた試合は、いきなり葛西と竹田が蛍光灯に後ろ受け身。負けじとロイドも蛍光灯目掛けて前回り受け身をすれば、クレインはマットに置いた蛍光灯に顔面ダイブ。4人の自傷行為に会場はヒートアップした。

 中盤にはガラスボードを場外にセットした竹田が、ロイド目掛けてサマーソルトドロップを炸裂。一進一退の攻防になったが、最後は葛西が垂直落下式リバースタイガードライバーでクレインをカミソリボートに叩きつけ、3カウントを奪った。

 葛西は「地球上に75億人が住んでいるが、竹田誠志と葛西純と、こんな試合ができる人間はごくわずかだ。俺っちと竹田はお前らのことをブラザーだと思っている。もう一回、カム・トゥー・ジャパン」と褒めたたえ「GCWとの戦争は今日が終わりじゃない。始まり」と話した。竹田も「これがジャパニーズデスマッチ。やり足りないから、お前らもう一回来い」と継続を訴えた。