新日スーパージュニア全勝Vのデヴィットが棚橋狩りへ

2013年06月11日 16時00分

ダイビングフットスタンプをシェリーに決めるデヴィット

 新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」は9日、後楽園大会で決勝戦を迎え、IWGPジュニア王者のプリンス・デヴィット(31)がアレックス・シェリー(30)を破り、史上2人目の全勝優勝を果たした。ジュニアに敵なしのデヴィットは、22日の大阪大会で棚橋弘至(36)とのシングル戦が決定的。「プリンス」の仮面を脱いだロックンローラーが下克上を狙う。

 

 デヴィットはケニー・オメガを、シェリーはTAKAみちのくをそれぞれ破って迎えた決勝戦。試合は極悪外国人軍団「バレット・クラブ」のカール・アンダーソンらセコンド勢が大暴れして退場になるなど、大荒れの展開に。そんな中でデヴィットは15分過ぎ、リバースブラディサンデーを皮切りに猛攻開始。最後はブラディ弾で3年ぶり2度目の頂点に立った。

 

 圧巻だった。手段を選ばなかったとはいえ、公式戦8試合を破竹の連勝で突破。そのままの勢いで走りぬけ、2001年の獣神サンダー・ライガー以来2人目となる全勝優勝を達成した。

 

 無敗のままIWGPジュニア王座との2冠を達成したデヴィットに、敵は見当たらない。試合後、デヴィットは「次はヘビー級のタイトルだ。次は棚橋。棚橋を倒して、ベルトを総なめにしてやる」と、3月後楽園大会のシングルマッチで敗れている棚橋に再戦を要求。これで22日の大阪大会での一騎打ちが決定的となった。

 

 快進撃を支えるのは、もちろん5月に結成した「バレット・クラブ」だ。デヴィットは以前の「貴公子」のイメージを一変させる「リアル・ロックンローラー」を名乗り悪事に手を染めている。急激な変化は周囲の戸惑いを生んだが、その一方で「この姿こそがデヴィットの本性」と指摘する声も上がっている。

 

 実はデヴィットの私生活は、とうの昔からすさんだものだった。とりわけ09年ごろから荒れっぷりに拍車がかかり、一部では酒乱と有名。酔うとところ構わず服を脱ぎ捨てるのは当たり前で、時には飲んでいるメンバー同士で妙な“コンテスト”を開催していた。バー店内トイレの便器以外で、いかに変わったところで放尿できるかを競い合うというのだから、もはや正気の沙汰ではない…。また紳士のイメージも強かったが、実際はお色気パブ「フーターズ」をこよなく愛する好色家との証言もある。

 

 狂乱の貴公子は「今からロッポンギに繰り出して、パーッと遊ぶよ」と豪語し会場を後に。プリンスの仮面を外したデヴィットは、今最も新日プロで危険な存在といえる。