新日G1で浴びた力強いコメントの数々に感銘 「棚橋語録本」を作って

2019年08月15日 16時30分

ファレ(下)にハイフライ弾を放つ棚橋

【プロレスキャスター・元井美貴の本日、プロレス日和】2019年の新日本プロレス「G1クライマックス」も心が燃える戦いの連続でした! 引き出しの多さを見せつけたジョン・モクスリー選手、鷹木信悟選手のヘビー級転向宣言、KENTA選手のバレットクラブ電撃加入など、さまざまな出来事が起こりましたね。

 キャリア6年、26歳で優勝決定戦に進んだジェイ・ホワイト選手に脅威を覚え、新しい時代のうねりを感じます。優勝決定戦では飯伏幸太選手がジェイ選手の勢いを食い止めて初優勝しました。また「元号またぎの2連覇」を掲げた棚橋弘至選手の夢は惜しくもかないませんでしたが、戦いを通して走り続ける勇気を与えてくれました。

 温存していたハイフライフローでSANADA選手、EVIL選手に続けて勝利した後には「やりたくなくてハイフライを使わなくなったんじゃなくて、飛ぶ勇気がなかったから飛ばなかった。でも、覚悟を決めたんで」「自分の気持ちとの闘いです。先入観を壊す。弱い気持ちに負けない」と力強くコメント。もう全ての棚橋選手語録を本にまとめてほしいです。絶対買いますから!

 バッドラック・ファレ選手との公式戦前にお話を伺うと「藤波(辰爾)さんがベイダー選手と戦っていたように、自分より大きな選手と戦うのに憧れていた。そんな姿をオーバーラップさせている」「50キロ以上体重差のある相手と戦うのは、他のジャンルにはない面白さ」とプロレスの魅力を語り「G1出場選手の中で、唯一疲れてないからアドバンテージがある!」と笑顔を見せてくださいました。優勝決定戦に進めないことが決定的になった時にも「次のG1に走りだしてる」と前向きな言葉をつむいでいました。来年を「2021年」と言ってしまう場面もありましたが、光より速い言葉には、いつも太陽が照らしてくれるような明るさを感じます。

 来年で記念すべき30回目となる真夏の祭典ではどんな風景が見られるのか。エースの復調を願いつつ、楽しみにリングを見つめたいと思います。